journey sofa & ottoman
enstolのデザイナーである岡野がデザインし、職人たちとやり取りを重ねようやく形になった、
オリジナルのソファとオットマン。
北欧デザインの巨匠、フィン・ユールを彷彿とさせる美しい曲線の肘掛け、背面に整然と並ぶワイヤースプリング、
ビーチ×チェリーの組み合わせ、スレンダーですっきりとしたフレームのライン。
工場で少しずつ出来上がっていくソファを見ていたわたしたちスタッフも、完成した姿を目にし、思わず息をのんだほど。
そんな並々ならぬたたずまいの「journey sofa & ottoman」。
そのヒミツに迫るべく、デザイナー・岡野に「10の質問」をぶつけました。
No.01_ 肘掛けはなぜこんなに反っているの?
かっこいいから!
しかも、なめらかな手ざわりに磨き上げた肘掛けのカーブが、手の肘から手首までの間に気持ちよくフィットします。
2Pワイドサイズだと、寝そべったときに肘掛け部分が枕代わりにちょうど良いという点も。
チェリー無垢材から手仕事で削り出された彫刻のような肘掛けは、眺めているだけでも惚れ惚れとしてしまいます。
No.02_ ワイヤースプリングを使っているのはなぜ?
ソファの座面と背もたれの両方にワイヤースプリングを採用したのは、やわらかな座り心地にするため。
バネをあえて隠さないことで、バネが伸びたり切れたりした際にも交換しやすい構造に。
ちなみにこのワイヤースプリング、今までデンマークでしか製造されていなかったのですが、
岡野が日本でも手軽に手に入れられるようにと奔走し、国内製造ができるようになったenstolオリジナルのもの。
バネが一つ壊れてしまっても一つだけ交換すれば良いので、部分的に補修することができるという優れものなのです。
No.03_ 目指したのは、どんなソファ?
「木製フレーム+置きクッション」タイプで、メンテナンスしやすいソファ。
クッションカバーのクリーニングや交換、ウレタンの交換、スプリングの交換など、
フレームとクッションが独立していれば、将来的にどこか一部分に不具合が生じても、難しい作業を経ることなく修理できます。
No.04_ どんな座り心地?
ふわっと。
座クッションはチップウレタンをベースにソフトウレタン二層。
背クッションはソフトウレタン二層。
体に直接当たる表面側の層のウレタンは、フェザーのようにやわらかで、なのにへたりにくい、高級なウレタンを使用しています。
フェザーはやわらかくて気持ちいいのですが、形状が安定しないため、今回は数種類のウレタンでふんわりとした座り心地を実現しました。
また張地は、さまざまな色柄や質感の生地からお選びいただけます。
No.05_ なぜ2種類の樹種を使っているの?
フレームには、やわらかな色のビーチ材と、使うほどに飴色に変化するチェリー材を使用。
ビーチ材は、優しいさわり心地を視覚的に表現するために。
チェリー材は、汚れやすい肘掛けと脚先に使い、汚れが目立ちにくいようにしています。
No.06_ journey sofaが長く愛用できる理由は?
・ワイヤースプリングが伸びたり切れたりしても、交換が可能
・クッションカバーは取り外せるので、クリーニングが可能
・フレームは無垢材・オイル仕上げなので、表面に汚れや小傷がついてもセルフメンテナンスが可能
・木部が少なく軽量なので、移動が簡単
・細部にまで手仕事のあとが残る美しいデザインなので、流行に関係なく長く使える
・ライフスタイルが変わった時に2pから1p、1pから2pなどサイズ直しのリメイクが可能
サイズ直しに関しては、強度を保つために簡単に取り外し出来ないようになっていますが、工場でお預かりしてリメイクを承ります。
No.07_ 背もたれはなぜこの角度?
背枠にワイヤースプリングが入っているので、背もたれに身体をあずけると、背もたれの形状と角度が変化。
くつろいで座るのにちょうど良い角度になるよう設計しています。
(写真の男性スタッフは身長178㎝)
座り心地の調整に一番苦労したという岡野。
オススメは、”オットマンに脚をのせて、映画を見ながらうたた寝で朝まで”。
No.08_ すっきりとしたフレーム、強度は大丈夫?
体重81kg(開発当時)の岡野が座っても大丈夫。
フレームが細いように見えるかもしれませんが、強度が必要な箇所の部材は太く、幅広くしています。
No.09_ オットマンのクッションはどうなっているの?
オットマンのクッションはぽこんと取り外せて、張地はマジックテープで剥がせるカバーリング仕様。
脚を優しく受けとめてくれるよう、ソファのクッションよりもこんもりと盛り上がっています。
クッションの中身は、合板ベースにチップウレタンとソフトウレタンを二層。
ワイヤースプリングは使わずにしっかりとした座り心地にし、体に直接当たる表面はやわらかに仕上げています。
No.10_ journey sofaシリーズのサイズ展開は?
現在販売中のモデルは、ソファ3サイズ(1P・2P・2P wide)とオットマン2サイズ(S・L)になります。
journey sofa 1P(一人掛けサイズ)
W715×D820×H800(SH430・AH605)mm
journey sofa 2P(二人掛けサイズ)
W1270×D820×H800(SH430・AH605)mm
journey sofa 2P wide(二人掛けワイドサイズ)
W1670×D820×H800(SH430・AH605)mm
journey ottoman(オットマン)
Sサイズ:W590×D385×H425mm
Lサイズ:W590×D590×H425mm
いかがでしたか?
10年後、20年後も、大切に愛用し続けてもらえたら。
そんな想いでデザイナーと職人が一丸となり完成した「journey sofa & ottoman」。
ぜひショップにて、実際の座り心地や手ざわりをお確かめくださいね。
わたしたちのつくる家具は、長く大切に使い続けられるもの=
ずっと愛用したくなるようなデザイン、
修理しやすい構造、
上質な素材と仕上げであること、
をコンセプトとしています。
美しくなめらかなライン、すべすべに磨き上げた無垢材の手ざわり、経年変化を楽しめる木とファブリック、そして本革。
毎日使うものだからこそ、丁寧なものづくりを心がけています。
そのため、ご注文いただいてから一脚一脚職人が製作いたしますので、お届けまでに2ヶ月半程度頂戴しております。
あらかじめご了承くださいませ。
張地はご希望の色柄・素材・機能などにあわせて、さまざまなバリエーションのファブリックorレザーからお選びいただけます。
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enstolオリジナルソファ「journey sofa & ottoman」は、以下のenstolオンラインショップでもご購入いただけます。