ミッドセンチュリーモダンの北欧家具を多く取り扱いされている「nordique(ノルディック)」様から
チャイニーズチェアのお修理をご依頼いただきました。
一見するとはわかりませんが、よく確認するとフレームのいくつかにクラック(ひび割れ)やキズが見受けられます。
安心安全にお使いいただくため、より強固に接着することになりました。
完成したのがこちら。
通常フレームにグラつきがあるときは、接着部を叩き、部材ごとに解体します。
そして、接続部に付着している接着剤をきれいに取り除き、改めて部材を組んでいきます。
無理に解体しようよすると部材が破損してしまう恐れがあるため、解体は慎重に行います。
経験豊富な職人でも失敗してしまうことがあるとても繊細な作業です。
今回のチャイニーズチェアは破損部分以外には問題がなかったので、クラックの隙間に接着剤を注入し固め、接着部がわからないように補修をしました。
この先も多くの方々に愛される1脚となりますように…
- 家具は直しながら使い続けられるもの -
ご依頼いただきありがとうございました。