wire spring

ワイヤースプリングとは、カイ・クリスチャンセンのペーパーナイフソファやグレーテ・ヤルクのイージーチェアなど、デンマークの名作ビンテージソファなどのクッション下の座面に使われているリング状のバネのこと。
国内メーカーのものであれば宮崎椅子製作所のペペソファなどにも採用されています。
また、写真のenstolオリジナルソファ「journey sofa」にも、このワイヤースプリングを使用しています。
ワイヤースプリングは他にも「バネ」と呼ばれたり、「チューブスプリング」と呼ばれることもあります。

現在デンマークでのみ製造されているこのワイヤースプリングは、もしバネが1本だけ伸びたり壊たりしてしまっても1本だけ交換すれば良く、部分的に補修することができる優れもの。
とはいえ、いざ「1本だけ伸びたから交換しよう」と思っても、輸入の手配などなかなか大変でした。

そこで、北欧家具を愛してやまないenstolデザイナー岡野が日本でも手軽にワイヤースプリングが手に入れられるようにと奔走し、ついに国内製造ができるようになりました。
これでワイヤースプリングが伸びたり切れたりして座り心地が悪くなったソファも、再び快適にご使用いただけるようになります。

enstolのワイヤースプリングは
・透明の被覆ビニールでバネをくるんだ構造
・ご希望の長さをサイズオーダーいただける受注生産品
となります。

※ご注意ください※
経年劣化でクッションがやわらかくなっているなどの問題があると、ワイヤースプリングに強い負荷がかかるため切れやすくなります。
クッションのコンディションにご不安がございましたら、ご購入前にご相談くださいませ。

【必要な長さの測り方】

①まずは「現状のワイヤーの長さ」を測ってください。

②現状のワイヤーが伸びている可能性がありますので、以下をご参考に「フレームの長さ」を測ってください。

測っていただきたい長さは、写真の赤線の部分。
フレームの溝の内側の、一周分の長さです。

裁縫用のメジャーで測っていただくと便利です。
お伺いした①と②の寸法をもとに、適した長さのワイヤースプリングを製作いたします。