京都府木津川市のイタリアンレストラン「リストランテ ナカモト」様の家具をリメイクさせていただきました。
美食のエキスパートがおすすめするフランス発のレストランガイドブック『ゴ・エ・ミヨ2022』に高評価で掲載。
京都と奈良が県境を接する緑豊かな郊外にありながら、2011年のオープン以来、業界の著名なシェフや美食家たちが遠路はるばるやってくる「リストランテ ナカモト」。
フィレンツェの三つ星レストラン「エノテカ・ピンキオーリ」やニューヨークのリストランテで研鑽を積んだ仲本章宏シェフのお店です。
写真左が変更前、右が変更後のフロアのレイアウト。
奥のテーブルが今回ご相談いただいたもので、正方形の天板の上にΦ1200mmの天板を新たに取り付けることで、
2人掛けでも4人掛けでもお使いいただけるように。
臨機応変に席数を変更でき、よりゆとりのあるレイアウトが叶いました。
天板の素材は、時とともにゆっくりと飴色に変化していくチェリー無垢材をセレクトされました。
木口の面取りはenstolオリジナルテーブル「mars」と同じ、縁に向かって天板の厚みがしゅっと薄くなるよう角を落とした”サーフエッジ”仕様に。
天板表面は、アルコール系除菌剤および消毒液に対応した「アルコールストロングコート」塗装で仕上げました。
天板の下を覗いてみると、確かに元のオーク無垢材の天板が。
「取り付けも取り外しも簡単ですし、すごく便利ですよ」と、このアイデアの発案者でもある仲本シェフ。
自由で革新的な発想力に脱帽です。
ちなみにこちらの席でお使いいただいている椅子は、enstolオリジナルのjourney-full。
メープル×ウォールナットのフレームに別注仕様のワイルドボアレザー(猪革)をあわせたものです。
またあわせて、個室でお使いのテーブル天板の木口の面取り加工も承りました。
写真左が加工前、右が加工後。
ウォールナット無垢材の天板の木口はもともとシンプルな糸面仕上げでしたが、こちらも「mars」と同じ”サーフエッジ”仕様に。
こちらの天板も一旦もとの塗装を剥離し、「アルコールストロングコート」で再塗装しました。
1日に何度もテーブルを拭いたり消毒する飲食店では、テーブルの傷みを軽減させるのに効果的です。
数々のメディアに取り上げられ、多くの人々を魅了し続ける仲本シェフ。
今後も一つの枠にとらわれることなく、さまざまな試みにチャレンジされるそうで、
現状維持に甘んじない姿勢が印象的であるとともに、ますます楽しみになりました。
特別な日にはぜひ「リストランテ ナカモト」の洗練された空間で、非日常の素晴らしいお食事と贅沢な時間をお楽しみいただければと思います。
リストランテ ナカモト様のwebサイトは>>”>こちら>>>
2022.08.31 公開