倉庫に保管していたダイニングテーブルとダイニングチェアをきれいにしたいとお問い合わせいただきました。
ご結婚当初にご主人のご両親様から贈られたダイニングセットをご自宅のリフォームに合わせてきれいにしたいとのこと。
しばらくの間ご使用にはならず、倉庫に保管されていたそうで、経年劣化が見受けられました。
確認すると、テーブルの天板は汚れとキズが目立ち、化粧シートの突板が所々破損していました。
そして、こちらのテーブルは伸長できるエクステンションテーブルのはずですが、その伸長部の天板がどこにあるかわからなくなったそうで、新たに製作することになりました。
まずは、テーブルを天板と脚に解体し、新たに製作する伸長部の天板サイズを確定させます。
そして、天板を塗り替えるために既存の塗膜を剥離していきます。
剥離した天板がこちら。
塗膜を剥離すると美しい木目が出てきました。
表面についた深くない小キズは剥離するだけでもきれいになります。
伸長部の天板のカタチができたら、一緒に塗り直します。
そして完成したテーブルがこちら。
エクステンションテーブルが復活しました!
そして、ダイニングチェア6脚は背もたれと座面の張り替えとフレームにグラつきがあった3脚は組み直しをすることになりました。
修理作業が完了した椅子がこちら。
張り生地はお掃除が簡単なビニールレザーのグリーンを選ばれました。
張り生地の色が変わると椅子の雰囲気も変わります。
テーブルと椅子、すべての作業が完了しました。
家具は道具ですので、使い続けていると壊れます。
壊れても直すことができれば、使い続けることができます。
直したいと思うお客様と直すことができる職人、
お客様の思いをカタチにする職人は格好いい!!
心からそう思います。