亡きお母様の桐箪笥を小さな仏壇にリメイクしたいとお問い合わせいただきました。
亡きお母様がお住まいになっていた家の整理をする中で、何かしら残せないかとお考えになったご依頼者様。
ご自宅に置く小さなお仏壇にできないかと相談できるところを探され、enstolを見つけてくださいました。
まずは、職人が現地を訪れ、お仏壇の材として使用できるか現物を確認し、enstolの工場に持ち帰りました。
立派な総桐箪笥です。
仕様を確認し、お仏壇となる材料を選定するため解体していきます。
解体した箪笥の中から年代物の新聞が出できました。家具屋あるあるです!
使用できる材を選定し、ご要望をふまえてお仏壇のデザインをご提案。
終的に決まったデザインがこちらです。
蛇腹式の開閉扉が特徴のコンパクトなお仏壇。
デザインが確定したら、製作作業のスタートです!
解体したパーツを切断し、カタチをつくっていきます。
蛇腹となる木材を均一に1本1本裁断します。
繊細で根気のいる作業です。
そして完成したのがこちら。
お届けしたところ、仕上がりに大変ご満足いただけたようで、追加で製作をお願いしたいものがあると後日ご連絡をいただきました。
桐箪笥の残材を確認して製作が可能である旨お伝えしました。
そして、追加でご依頼いただき、完成したのがこちら。
写真立てを置く台とお供え物を置く台です。
ご依頼者様ご自身がデザインされ、それをカタチにしたenstolの職人たち。
- 家具は直しながら使い続けられるもの -
カタチが変わり、用途が変わっても、
思いをつなぐことができる家具リメイク。
この仕事の素晴らしさを改めて実感させていただきました。
ご依頼いただきましたT様、ありがとうございました。