ソファの具合がおかしいとお問い合わせをいただきました。
まずは修理前と修理後の画像をご覧ください。
ソファのお修理は、張り替えやクッション材の交換がほとんどですが、
今回はフレームに問題があり、張り替えもクッション材の交換もしていません。
お客様からご提示いただいたソファの底面とフレームの画像がこちら。
まずは、フレームに装着されているカバーとクッション材であるウレタンを剥がし、不具合の原因を特定します。
ソファの底面を剥がすと、補強材がフレームから外れていました。
接続部が裂け、フレームの木材は破損、人間の体重を支えるために必要な強度を完全に失っている状態でした。
破損した木材は交換し、脚を2本追加して4本から6本にすることになりました。
破損した木材を撤去し、新たな木材でフレームと脚を製作しました。
スプリングのSバネを留めなおし、ウレタンを整えて、底張りを張り戻したら完了です。
完成したのがこちら。
これで安心安全にご使用できるようになりました。
フレームに不具合があるソファは、今回のようにカバー等々を剥がさないと不具合の原因を特定できず、作業内容を確定することが難しいです。
原因さえ特定できれば、経験豊富なenstolの職人たちが魔法のように蘇らせます。
愛着のある家具を蘇らせ、この先も長く使い続けませんか。