名代おめん 銀閣寺本店 様の改装リニューアルに伴いテーブルのお修理と製作をご依頼いただきました。

昭和42年創業の名代おめん様。
創業50年を迎えられ、お客様はもちろんのこと、働くスタッフの方々にもより快適に過ごしていただけるよう大改装されるそうで、テーブルのお修理や製作についてお問い合わせをいただきました。

伺った内容は、使用中のテーブルをきれいにしたい、サイズを変更したい、新たに増やしたいの3点でした。

まずは、ご使用中のテーブルの状態を確認するため、お店に伺いました。
お伺いしたのは、平日の午後4時頃。
お昼の時間帯が過ぎているにも関わらず、お食事をされているお客様が多く、そのほとんどが外国人の方でした。

創業当初は、お座敷としてご使用されていたスペースを数年前に靴を脱いで上がる小上がりのテーブル席に改装されました。
今回の改装では、小上がりをなくしフラットにして、靴を脱がないテーブル席を増やされるご計画とのこと。

ご使用中のテーブルの状態を確認したところ、経年で小傷があり、アルコール消毒による塗膜の劣化が見受けられました。こちらは、既存の塗膜を剥がし、塗装し直すことになりました。

そして、主に団体のお客様をご案内するスペースとしてご使用の2階に。
何度となくお店を訪れていましたが、2階にこんなにたくさん客席があることをはじめて知りました。
できたての「おめん」をより美味しく召し上がっていただきたい、そんな思いから団体のお客様の受け入れを控えていきたいとのお考えを伺いました。そこで、2階にあるテーブルを1階でご使用のテーブルに合わせてリメイクすることになりました。

今回の改装工事は客席スペースだけでなく、厨房スペースも一新。
工事期間中は閉店されるとのこと。
改装前の最後の営業を終えられた翌日、修理するテーブルを引き取りに伺い、工場に持ち帰りました。
持ち帰ったテーブルがこちら。

テーブルの修理とリメイク、そして製作の作業スタートです!
まずは、塗装職人・タダが補修する天板の既存の塗膜剥がし、木工職人・カマダが新たに製作する天板の木取り。リサイズする天板をカット、既存の塗膜を剥がし、すべての天板のカタチが整ったら着色塗装、これで天板の作業は完了。言葉にすると大したことないように思えますが、塗装だけで約50時間の作業です。
そして、完成したテーブルがこちら。

改装工事完成後、関係者やご近所の方々を招いてのお披露目会がありました。
わたしたちもご招待いただき、もちもちの「おめん」をいただきました。

ご招待されたお客様に次々と運ばれてくるお料理、そしてそのお料理を運ぶスタッフの方たち。
店主である品川様から伺った今回の改装工事の目的である「お客様にも働くスタッフにとってもストレスフリーにしたい」という話を思い出し、胸が熱くなりました。

長く商売を続けるためには地域の方々に愛されること、
そして、ともに働くスタッフからも愛されることが大切だと改めて実感させられました。

最後にスタッフの皆さまで記念撮影!

enstol創業当初からご縁をいただいているおめん様。
わたしたちもおめん様のように長く「愛される」家具店を目指します!
ありがとうございました。

名代おめん 様
https://omen.co.jp/

2024.07.01 公開

<
<
全ての記事
>
>