コロナ禍において、ご家庭や飲食店、オフィス等で除菌や消毒を目的にアルコールを使うことがスタンダードになりました。
enstolでも、テーブルや椅子等のアルコール除菌に関するご相談を多くいただきますが、木製家具へのご使用はできるだけお控えいただくようお願いしております。
<木製家具にアルコール系除菌剤および消毒液を使うと・・・>
アルコールには油を溶かす性質があるため、アルコール系除菌剤および消毒液を使用した場合、家具の仕上げ方法により下記のようなトラブルが生じる可能性があります。
オイル仕上げの家具の場合/
保湿被膜として植物性のオイルを使用した仕上げで、無垢材が本来持つ自然に近い風合いや質感を感じることができる仕上げです。
浸透保護層が徐々に失われ、保湿被膜としての耐久性が劣化し、木肌の表面が白っぽくカサカサと乾燥した状態になります。
また水分を吸収しやすいため、噴霧スプレーで直接吹きつけた場合、点状のシミになります。
ウレタン仕上げの家具の場合/
表面をウレタン塗料の被膜で被った仕上げで、水分を吸収しないためシミが残りにくく、お手入れが比較的楽に行えるのが特徴の仕上げです。
すぐに症状が発生することは少ないものの、消毒液の濃度や使用頻度、拭き取り時の圧力によっては、塗膜の融解、軟化等の症状が発生する恐れがあります。
変色やベタつきがある場合は劣化した被膜を剥離し、新たに被膜で被います。
<耐アルコール性塗料&椅子張り生地>
enstolでは、コロナ禍でも安心して家具を長くお使いいただけるよう、アルコール系除菌剤および消毒液に対応した塗料や椅子張り生地もお取り扱いしています。
■耐アルコール性能が抜群の塗料「アルコールストロングコート」
「アルコールストロングコート」は、アルコール系除菌剤によって塗膜が白化・軟化・膨潤するなどの問題解決に最適の塗料で、主にテーブルトップ、カウンタートップ、工芸品、家具等のトップコートとして塗装が可能。
・アルコール系除菌剤で何度拭いても侵されにくい強靭な塗膜
・アルコール系除菌剤で何度拭いても艶が変化しにくい強靭な塗膜
・アルコール系除菌剤の溜まった部分が白化・膨潤・軟化しにくい強靭な塗膜
が特徴です。
(公式サイトより引用)
enstolでは、お使いの家具に「アルコールストロングコート」の塗装を承っております。
またオリジナルテーブルにつきましても、「オイル仕上げ」「ウレタン仕上げ」のほか、「アルコールストロングコート仕上げ」もお選びいただけるようになりました。
■アルコール&次亜塩素酸消毒にも対応のビニールレザー
お使いの椅子の張地を耐アルコール性のビニールレザーに張り替えることで、消毒が可能に。
enstolでは、バリエーション豊富な耐アルコール性ビニールレザーを取り扱っております。
また、耐アルコール性だけでなく耐次亜塩素酸性のものも多数ございますので、あわせてご相談くださいませ。
こちらは対応生地の一例。
100色以上のカラーバリエーションからお選びいただけるものもございます。
ご家庭・店舗およびオフィス等で現在お使いのテーブルや椅子に耐アルコール性能を施して、安心・安全な空間で快適にお過ごしいただけるよう、また大切な家具を長くご愛用いただけるよう、最適な方法をご提案いたします。
ぜひenstolまでご相談くださいませ。
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2022.08.31 公開