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なぜ修理しやすい構造なのか
わたしたちが家具をつくる上で重視しているのが、修理しやすい構造であることです。これまで多くの家具を修理してきた経験上、良質な材料で丁寧に作られた家具は修理しながら長く使い続けられるということを、日々実感しています。
そして、修理しやすい構造であれば、直しながら使い続けるためのハードルがぐんと下がります。
「祖母の形見の箪笥をきれいにして使いたい」
「小さいころに使っていたキッズチェアを今度は自分の子どもに」
家具修理のご相談やご依頼は絶えません。
enstolのオリジナル家具には、大切に使い続けられてきた家具を修理してきたからこその工夫が随所に散りばめられています。
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journey sofaのワイヤースプリング
ソファの座面と背もたれの両方には、ワイヤースプリングを採用しています。
バネをあえて隠さないことで、バネが伸びたり切れたりした際にも交換しやすくするためです。
バネが一つ壊れてしまっても一つだけ交換すれば良いので、部分的に補修することができるという優れものなのです。
ちなみにこのワイヤースプリング、今までデンマークでしか製造されていなかったのですが、
岡野が日本でも手軽に手に入れられるようにと奔走し、国内製造ができるようになったenstolオリジナルのもの。
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簡単に取り外せる座面
椅子の張り替えも、気軽にお楽しみいただけたら。
そんな理由で、enstolのほとんどの椅子の座面は、ドライバー1本で簡単に取り外せるようにしています。
座面のクッション材がへたって座り心地が悪くなったり、表面の生地が汚れたり傷んだりしてきた時は、座面のみ外して送っていただければ、張り替えを承ることができます。
またインテリアの好みの変化にあわせて、張地の色柄を変えて張り替えていただくこともできます。
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「木製フレーム+置きクッション」仕様のソファ
journey sofaは全サイズ、メンテナンスのしさすさを考慮して「木製フレーム+置きクッション」仕様に。
クッションカバーのクリーニングや交換、クッション材の交換、スプリングの交換など、フレームとクッションが独立していれば、将来的にどこか一部分に不具合が生じても、難しい作業を経ることなく修理できます。
また椅子と同様、インテリアの好みの変化にあわせて、クッションカバーを交換いただくこともできます。